女と猫は似ている続き

移り気なあの子は男への興味を失い、退屈させない次の男の所へと…
欲望は満たされた時点で、欲望ではなくなってしまうのです。
勘違いしてほしくないのですが、「女性を満たすな」と言っているわけではなくて、
ここで、あなたがやるべきことは、彼女になんらかの喜びの瞬間を与えてから、
それを“おあずけする時間”を与えるということです。(さらなる喜びを待つ時間)
そしてそれを繰り返す。
子猫の毛糸に例えるなら、毛糸を与えては取り上げ、与えては取り上げ、
これを気が狂うほど繰り返す。これで常に興味を引きつけておけるわけです。
彼女が悦びを感じる瞬間(たとえば、キス、甘い言葉をかける、など)を
グラフにしてみると、周期的な曲線を描くでしょう…
グラフは「満足」と「不満足」のサイクルを描く。
彼女に何かを“切望”させるためには、興味を仕向け、
あなたは意識的にそれが手に入らない状態を与える必要があるのです。
もう少しであるものが手に入ると思わせて「やっぱりあげない」と言うと、
どうしても欲しいという欲望が彼女を駆り立てる…
そして、そのサイクルをゆっくりと焦らずに繰り返せば、
あなたは女性を「欲しがり女」に変えていくことができるのです。

重要なのは、女性には満足と不満足を両方バランスよく与えることです。
女性に不満足を与えることで、満足の瞬間に、より悦びを感じることになるんです。
彼女は満足するだけではもの足りないですし、
不満足だけでも足りないのです。
男たちは女性に、満足と不満足の両方の瞬間を与えているつもりかもしれませんが、
実際のところ、二種類の不満足を与えているだけなのです。
感情が動いた経験は強く記憶に残すことができる。
「満足」から「不満足」
「不満足」から「満足」
感情の振り幅が大きければ大きいほど記憶に刻み込まれます。
(振り幅をつけるのは想定外(意外性)です)
魅力とは「満足」と「不満足」の感情の波の振り幅の大きさです。
男女が激しく喧嘩をした後のセックスはより興奮するでしょう。
それを利用して悪い男は、さんざん女をぶん殴った後に目に涙を浮かべながら、
女を抱くのです。相手の感情の振り幅を利用しているわけです。まさにドラマです。。
その女は錯覚を起こし「強い不満足状態」から開放してくれた男に、
魅力を感じてしまうのです。脳内麻薬が分泌される。

感情レベルがゼロポイントの状態から満足レベル10に動いた場合、10ポイントとす
るならば、「不満足レベル10」の状態から「満足レベル10」になれば、20ポイン
トになるわけです。
人の記憶に残るには、多くの感情体験を与えるか、大きく感情を動かすしかありません。
人間は感情の動かなかった物事は強く記憶に残らないのです。
どにかく重要なのは、想定外(意外性)による喜怒哀楽です。
あなたの記憶に強く残っている人間がいるならば、その人間と多くの感情的な体験をし
たか、感情が大きく揺れ動く体験をしているはずなのです。(恋愛感情だけに限りませ
ん)思い出してみてください。
まとめ:
● おあずけをしたり、焦らす(じらす)、という発想、自体がない。
女性にストレスを与えることはすごく効果的なこと。
● 欲望は満たされた時点で、欲望ではなくなってしまう。
● 重要なのは、女性には満足と不満足を両方与える。
女性に不満足を与えることで、満足の瞬間に、より悦びを感じることができる。
● 魅力とは「満足」と「不満足」の感情の波の振り幅の大きさ。
● 男たちは女性に、満足と不満足の両方の瞬間を与えているつもりかもしれないが、
実際は、二種類の不満足を与えているだけ。